
空母インディペンデンス(CV-62)は、米海軍のフォレスタル級航空母艦の4番艦で、1959年1月10日に就役しました。
基準排水量約60,000トン、全長約325m、乗員約4,000人で、最大80機以上の航空機を搭載可能でした。
冷戦期に大西洋や地中海を中心に活動し、1962年のキューバ危機では封鎖作戦を支援。ベトナム戦争では空母打撃群の一翼を担い、航空作戦を展開しました。
1980年代には大規模な近代化改装を受け、F-14トムキャットやF/A-18ホーネットなどの最新鋭機を運用。1991年の湾岸戦争でも重要な役割を果たしました。
1998年に退役後、予備役として保管されたが、2017年にテキサス州で解体。艦の一部は記念碑として保存され、その歴史的意義から現在も多くの人々に記憶されています。

今回搭載した艦載機の紹介
今回は1970年頃の艦載機をインディペンデンス(CV-62)に搭載しました。以下にそれぞれの艦載機について説明します。
F-4ファントムII

F-4ファントムIIは、1950年代後半に開発され、1960年代から1970年代にかけてアメリカ海軍、空軍、海兵隊で主力艦上戦闘機として活躍しました。
ベトナム戦争での活躍で特に知られ、高速性、汎用性、強力な武装を備えたことで「冷戦期の象徴」とも呼ばれます。
1970年頃は、F-4が艦上戦闘機としてのピークを迎えていた時期で、空母からの運用が盛んでした。

C-2グレイハウンド

C-2グレイハウンドは、Grumman社が開発した双発ターボプロップの艦上輸送機で、1966年に初就役。
1970年代はベトナム戦争終盤と冷戦期の空母物流で主力として運用されました
E-2ホークアイの機体を基に設計され、貨物室と後部ランプを備えた2人乗り(パイロットと副パイロット、必要に応じ乗員追加)の構造。
総生産数は約60機で、空母戦闘群の補給線を支えました。
愛称「Greyhound」は、迅速な輸送を象徴しています。

S-3バイキング

S-3バイキングは、1960年代後半のVSXプログラムで開発された艦上対潜哨戒機で、Grumman S-2 Trackerの後継機として1974年に初就役。
1970年代は開発・導入のピーク期で、冷戦下のソ連核潜水艦対策として海軍の主力ASW機となりました。
4人乗り(パイロット2名、戦術コーディネーター、センサーオペレーター)の設計で、全天候型・長距離哨戒が可能。
愛称「フーバー」は、エンジンの吸引音から来ています。

A-7コルセアII

A-7コルセアIIは、1960年代初頭にLing-Temco-Vought(LTV)社が開発した艦上攻撃機で、1967年に海軍に初就役。
1970年代はベトナム戦争のピーク期で、空母からの精密爆撃任務で主力となりました。
愛称「SLUF」(Short Little Ugly Fucker)と揶揄される一方で、信頼性とコストパフォーマンスの高さで評価されました。
総生産数は約1,569機で、海軍・海兵隊・空軍で運用。

A-5ヴィジランティ

A-5ヴィジランティは、1950年代後半にNorth American Aviation(後のNorthrop Grumman)が開発した艦上攻撃機で、1958年8月31日初飛行、1961年に海軍に初就役。
元々は核爆弾搭載の戦略爆撃機として設計されましたが、1960年代半ばに偵察型RA-5Cへ転用。
1970年代はベトナム戦争の偵察任務でピークを迎え、空母からの高速度偵察で活躍しました。
2人乗り(パイロットと偵察/攻撃航法士)の設計で、機体長23.3mと空母史上最大級のサイズながら、マッハ2超の速度を実現。
総生産数は約156機で、冷戦期の核抑止と情報収集を支えました。

A-3スカイウォーリアー

A-3スカイウォーリアーは、Douglas Aircraft Companyが開発した艦上攻撃機で、1956年に初就役。
1970年代には核爆撃任務から偵察、空中給油、電子戦へ役割が移行し、空母運用史上最大のジェット機として知られました。
3人乗り(パイロット、航法士、爆撃手)の設計で、全長23.3m、重量31,750kgと大型ながら空母運用に最適化。
総生産数は約282機で、ベトナム戦争や冷戦期の海軍戦略を支えました。

E-2ホークアイ

E-2ホークアイは、Grumman社が開発した艦上早期警戒管制機で、1964年に初就役。
1970年代はベトナム戦争終盤と冷戦期のピークで、E-2Bモデルが主力として空母から空中監視・指揮統制任務を遂行しました。
5人乗り(2人のパイロットと3人のレーダー/戦術オペレーター)の設計で、特徴的な回転式レドーム(ロートドーム)が機体上部に搭載。総生産数はE-2シリーズ全体で約200機以上で、1970年代は海軍の空母戦闘群の要でした。

A-6イントルーダー

A-6イントルーダーは、Grumman社が開発した2人乗り(パイロットと爆撃/航法士)の艦上攻撃機で、1963年に初就役。
1970年代はベトナム戦争での低空爆撃と全天候攻撃でピークを迎えました。
設計はサブソニックながら、悪天候や夜間での精密攻撃に特化し、空母運用に最適化。
総生産数は約700機で、海軍と海兵隊が運用。愛称「Intruder(侵入者)」は、低空侵入の戦術を象徴しています。

SH-3シーキング

SH-3シーキングは、Sikorsky Aircraftが開発した双発ターボシャフトの艦上ヘリコプターで、1961年に初就役。
1970年代はベトナム戦争終盤と冷戦期の対潜哨戒でピークを迎え、空母や駆逐艦からソ連潜水艦を監視しました。
4人乗り(パイロット、副パイロット、2人のASWオペレーター)の設計で、防水艇体により水上着陸も可能。
総生産数は約1,300機(全バリアント)で、海軍・海兵隊に加え、日本や英国など同盟国でも運用されました。
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