
空母インディペンデンス USS Independence (CV-62)
排水量 60,000 t
満載排水量 80,643 t
全長 326 m
全幅 76 m
就役 1959年1月10日
退役 1998年9月30日
今回は空母インディペンデンスに1980年頃の艦載機を配置してみました。
この時期のアメリカ海軍の空母航空団は、冷戦期の多様な任務に対応するため、強力かつ多彩な機種で構成されていました。
主力戦闘機としては、グラマンF-14トムキャットが採用されていました。
この双発の艦上戦闘機は、優れた空中戦能力と可変後退翼を特徴とし、ソ連の脅威に対抗するための要として配備されていました。
攻撃機としては、A-6イントルーダーとA-7コルセアIIが中心的な役割を果たしていました。
イントルーダーは全天候型の中型攻撃機で、精密な低空侵攻能力を有し、
コルセアは軽快な運動性と攻撃力を兼ね備え、近接航空支援や対地攻撃で活躍しました。
早期警戒機としてはノースロップ・グラマンE-2ホークアイが搭載されていました。
この機体は強力なレーダーシステムを備え、広範囲の空中監視と指揮統制を担当し、艦隊防空の要として機能しました。
電子戦機としては、EA-6Bプラウラーが配備され、敵のレーダーや通信を妨害する能力で航空作戦を支援しました。
これらの機種は、空母インディペンデンスの戦闘力を最大化するための重要なピースでした。
そして、1980年代後半になると、マクドネル・ダグラスF/A-18ホーネットが登場します。
この多用途戦闘機は、戦闘機と攻撃機の役割を兼ね備え、従来のF-14やA-7に代わる新たな主力機として徐々に配備が進みました。
ホーネットの導入により、空母航空団の柔軟性と効率性が向上し、現代的な作戦環境への適応が強化されました。
このように、1980年代の空母インディペンデンスは、多様な任務に対応可能な航空機群で構成され、アメリカ海軍の海洋覇権を支える重要なプラットフォームでした。



アメリカ海軍初の全長300メートル超えの空母
フォレスタル級空母は、アメリカ海軍初の全長300メートル超の空母であり、規模、技術、運用思想において、ジェット機の時代と冷戦期の戦略的ニーズに適合した次世代の空母として設計されました。
従来の300メートル以内の空母、例えばエセックス級(約265メートル)やミッドウェイ級は、第二次世界大戦中の戦訓や戦時急造の制約を受けており、主にプロペラ機の運用を前提とした設計でした。
そのため、フォレスタル級のような大型化や近代化を実現することは難しく、ジェット機の大型化や高性能化に対応する柔軟性に欠けていました。
フォレスタル級は、広大な飛行甲板とアングルド・デッキを採用し、70~90機の航空機を搭載可能で、冷戦期の遠洋展開や核兵器の運用も視野に入れた革新的な設計でした。
これに対し、従来の空母は艦隊決戦や近距離支援を主目的とし、装甲や対空砲に頼る旧来の戦術に根ざしていたため、フォレスタル級の先進性とは明確な差がありました。


F-14トムキャットの艦載航空団:チーム編成と運用の全貌
F-14トムキャットは、空母に搭載される戦闘機で、艦載航空団の一員として活躍します。
航空団は複数の飛行隊で構成され、F-14は戦闘機飛行隊(VF)に所属します。
以下は、そのチーム分けや運用の特徴をシンプルにまとめた説明です。
飛行隊の編成
飛行隊の編成空母には通常、2つのF-14飛行隊(VF)が配属され、各飛行隊は10~12機のF-14を運用します(例:ニミッツ級空母のVF-1やVF-2)。
飛行隊は、4~6機の小隊や2機のペアに分かれて任務を行います。
任務ごとのチーム分け
F-14は任務に応じて編隊を組み、以下のような役割を担います:戦闘空中哨戒 2~4機のF-14がペアや小隊で編成され、空母周辺の防空を担当。
敵の爆撃機やミサイルを遠距離で迎撃し、フェニックスミサイルを活用。
交代で哨戒し、空母を守ります。
攻撃機の護衛
攻撃機(A-6やF/A-18)を守るため、4機程度のF-14がチームで行動。
敵戦闘機や対空ミサイルから攻撃機を保護。
偵察任務
一部のF-14はTARPSポッド(複数のカメラで地形を撮影)を搭載し、偵察任務を実施。
1~2機で独立して行動するか、他のF-14と連携。
クルーの役割分担
F-14はパイロットとレーダー操作員の2人乗りで、2人の連携が重要。
パイロットとレーダー操作員は固定のペアで飛行し、信頼関係を築きます。
飛行隊にはリーダーやベテランがいて、若手や新人を指導。
他の機種との連携
F-14は、E-2Cホークアイ(早期警戒機)やEA-6Bプロウラー(電子戦機)と協力。
空母の戦闘指揮所や航空団全体と情報を共有し、作戦を遂行。
まとめ
F-14トムキャットは、空母の航空団で戦闘機飛行隊に所属し、防空、護衛、偵察などの任務をチームでこなします。パイロットとRIOの連携や、他の機種との協力が成功の鍵です!


航空母艦インディペンデンス:初の女性パイロット
1979年6月20日、アメリカ海軍の航空母艦インディペンデンスに、歴史的な一歩が刻まれました。
この日、ドナ・L・スプルーイル中尉が空母に配属された初の女性パイロットとして名を連ねたのです。この出来事は、海軍の航空任務における女性の役割拡大を象徴する画期的な瞬間でした。
スプルーイル中尉は、インディペンデンスに搭載されたC-1Aトレーダー輸送機を操縦。
戦闘機や攻撃機ではなく、支援任務から女性パイロットが空母航空団に参入する第一歩となりました。
1970年代当時、海軍の航空任務は男性が中心でしたが、女性の参加機会が徐々に広がり始めていました。
スプルーイル中尉の配属は、女性パイロットの能力を証明する機会となり、後に戦闘パイロットの道を開くきっかけとなりました。
彼女の成功は、海軍における女性の地位向上と多様性の重要性を示す象徴的な出来事です。
この歴史的な一歩は、女性がより高度な任務に挑戦するための基盤を築き、軍事における新たな可能性を切り開きました。
スプルーイル中尉の功績は、今日でも多くの人々にインスピレーションを与え続けています。
